無縁墳墓の墓石の取り扱い

予算委員会の中で取り上げておりました無縁墳墓の墓石の取り扱い(焼骨については墓埋法で取り決めがあるが墓石については取り決めがないこと)について、緒方林太郎代議士に本日の厚生労働委員会で取り上げて頂きました。

事前レクをリモートで参加させて頂いた際には「厚労省の管轄ではない」と非常に後ろ向きな答弁であり、それでは対応を現場の市町村に丸投げではないかと感じておりました。
実際に被災した私たちの地域の現場では被災した無縁墳墓の墓石に対しての対応を苦慮しており、なおかつ今後少子高齢化で無縁墳墓の増加が見込まれている中で危機感のない回答だと思います。

しかし、本日厚生労働省武見大臣の答弁で「民法上の所有権に関する規定等を踏まえ、法務省とも相談し方針を出したい」と凄く前向きで前進した答弁がされました。
この方針が各市町村に出されると、これまで対応に苦慮していた市町村の多くが指針を元に対応することができます。

本日の武見大臣の答弁でもありましたが、「この質問があり墓石についての規定がないということを始めて知った」とあったように、「本当に困っている事」は各市町村の現場レベルで起きていると思います。大きいニュース等で取り上げられることは議論に上がりやすいですが、このように市町村単位で困っている法の抜け穴に対してしっかり国会で議論していただけることが大変嬉しかったです。

質疑のURLを貼っております。4時間24分頃です。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55153&media_type=…